2023年9月29日金曜日

瀬尾まいこの5冊 その5 私たちの世代は

 43段目5番

幅広の壁


の脇を歩いている

そびえるように高いが

てっぺんはが行き来できるほどに広い

ライオンがどんどん追い越していく

突然馬が嘶きライオンが吠えた

そいつらが狂ったように走りだした

駝鳥もいる

このままでは踏み潰されてしまう

壁によじ登ろうとしても足掛かりがない

極度の恐怖と絶望感に鷲掴みにされたところで 

果たせるかな 夢と気づいた


夢を見た

1篇の詩をでっちあげた

起きて、思い出そうとしたが跡形もなかった

また、夢を見た

今度こそはと

メモ帳へと転がり<☓☓☓☓>と書きつけ

もう1度横たわり、ウトウトした

そうして6時間後

(それをここに記しはしないが)まあそこそこの形になった







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