40段目4番
ラーメンの名前
夢を見た
店に入ったのだった
中はザワついていた
肩を叩かれ席に案内された
カウンターではなくテーブル席だ
小さなテーブルで椅子はひとつだけ
目の真ん前にテレビがあり、まるで専用だ
点いていたかどうかは記憶にない
おそらくその店の子供たちだろう 数人が連れ立って現れた
そのうちのひとりがガラスの容器を持っていて
「かき氷がサービスでつくのだ」
と言った
そういえば前の客の容器がまだ残っている 後片付けもあるので大人数で登場したのだろう
「ご注文は?」
誰かが聞いた
卓上にメニューがあり、おすすめ品が2つ大きな字に引き伸ばしてあった
上の方を注文した
注文した途端 「お待たせしました」
と、丼鉢がどんと大きな音を立てた
(さて)と割り箸を割ろうとしたところで
案の定、目が覚めた
値段は¥510だった 下のモノが¥610
注文したのだからラーメンの名前を告げたはず
どうしてもそれを思い出せない
しかし目覚めてからこんなふうに隅々まで再現できるなんて、まるで奇跡だ
しばし寝床で満足感を満喫した
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