35段目10番
ランパーン
プレーはそうでもなかったがランパーンのバスターミナルも ナーンと同じように、街中から離れていた
ナワトビはケーラーング公園สวนสาธารณะเขลางค์นครでした
「この近くに公園はありませんか?」と道行く人3人に聞いてたどり着いた
この公園は広い
チェンマイの同じ敷地内ある健康公園、チェンマイ大学コンペンションセンター、植物園を合わせた周囲よりさらに広い
隅っこで跳んでいると(ほぼ)正方形の公園に(ほぼ)円形に巡らせた1周1㎞以上の周回路を走ったり歩いたりしている、その他大勢が気になる
つられて何度か、ナワトビを手にしたまま、列に加わった
朝夕は大渋滞なのだ
ただプレー、ナーンに比べると印象がかなり薄い
3年目できっと飽きがきてたのだ
それから何年か後、ランパーンのミニマラソンに参加した
人の車で行ったので、そこがどの辺りなのかさっぱり分からなかった いつだって運転手に万事お任せなので
チェンマイ在住の伝説のランナー隼田さんの車だ
チェンマイ市営競技場で待ち合わせた
隼田さんは走る人のあいだでは有名人で知り合いも多い
参加者は4、5歳年下だけど勝手にライバル視してる、競技場に隣接する学校の美術教師と生徒が3人
うち1人は女の子だ
他に競技場でよく見かける中年男が3人
もう1台が用意されており、2台つるんで行った
隼田さんの方にぼくと生徒3人が乗った
隼田さんにも美術教師にも、遅れを取ってしまった
腰椎すべり症にはまり込んで以後、急激に遅くなるがそれはまだ先の話
まだその頃はハーフマラソンはともかく、10キロのミニマラソンで7歳上の隼田さんに先行なんぞ許すことはなかったのに
コーンケーンマラソンのフルマラソンに4年連続で出場した
一度も完走することはなかった
そしていつだってお決まりのように20キロ付近で歩き出したぼくを、隼田さんが追い抜いていくのだった
レースが終わると表彰後に抽選会がある
(レース前に出場券の半券を抽選箱へ入れておく)
商品は、テレビや自転車や米やポットいろいろだ
この時、何かが当たった
クジ運の悪いぼくが当たったのは、後にも先にもこの時だけ
大したものではなかったのだろう
宿命のライバル美術教師に進呈した
どうしても名前を思い出すことができない彼は、ちっともうれしそうではなかったけれど
関連詩 チェンマイ市営競技場 チェンダーオマラソン
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