35段目7番
滑舌
岩崎宏美のCDを聞く 歌詞が明瞭に身体に入り込んできたので驚いた 今までこんなことはなかった
音感の悪いぼくはメロディーを追うのに手いっぱいで、詩を書くクセに歌詞は二の次三の次だった
岩崎宏美は滑舌がいい
歌を聞いて「滑舌がいい」とはおかしな表現かもしれないが、他に言い方が見つからない
タイ人の歌い手なら疑いなく、カムピーคำภีร์だ
以前立川談志は滑舌が悪いと書いた
談志だけではなく5代目圓楽も悪い
落語家なら良くて当然のように考えるが三平も円鏡もいいとは言えない
許せるのはためしてガッテンの司会者と志ん朝ぐらいか?
正直に言えば志ん朝の噺をじっくり聞いたことはないのが、そうしたイメージがある
落語は好きでないようだ
小学5年の秋、手塚の光ちゃんと衝動的に浅草へ行ってしまった
浅草演芸ホールを覗いたが、どんな人たちが出ていたかまるっきし覚えていない
そしてそれ以降、寄席に入ったことはない
昔、日曜演芸会という番組があった
志ん朝も出ていたらしいが記憶にはない
2人だけ面白いと思った落語家がいた
桂米丸と、大喜利に出ていたとぼけた感じの男だ
名前を調べようとしたが果たせなかった
ネットで落語家一覧までは行きつき、目を皿のようにしたのだったが
どうも最近、人生をまとめたがる傾向にあるようだ
もう長くはないと肌で知りひしひしとモノ思いに捉われるのだろうか?
付記 思い出しました。その人は4代目柳家小せんです。
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