35段目2番
救急車
には、前作<南大門サウナ始末記>で書いたように2度乗ったことがある
フルマラソンに出場すると病院関係者が詰める、白い車がコースを巡回しているのを見かける
完走したたった1回を除き、その車に都合13回乗ってスタート地点に戻って来た
どう転んでも、いや走ったところで、それを救急車とは呼ばない
2年前に自転車で転倒し救急車で今市病院に運ばれた時、てっきり頭を打ったものと思い込んでいた
カルテを読んだらぶっつけたのは顔面で、縫ったのは眼のふちの2針と分かった
まさかでっち上げてはいないだろう
前作の最後にこれ以上愚痴はこぼさないと宣言した
けれど記憶が捻じ曲げられる前に、もう少し愚痴っておきたい
7月27日今市病院からタクシーで清原団地に帰ったあとは、ひたすら体力の回復に努めた
ヨガマットにシーツを被せる余裕はなかったので、マットに横たわりじっとしていた
少しでも動くと、手の指が痙攣でひん曲がり、元に戻らなくなる
こむら返りに似た症状に2度襲われた
トイレにはそれこそ這うように行った
小便と一緒にオナラが出、茶色味を帯びたアブクが肛門を汚した
水を流すレバーの位置を思い出すのに時間がかかった
それでも少しづつ正気を取り戻すのを感じた
7月27日5:00ぼくはアパートを出立した
公園に置きっぱなしにしてきたママチャリの通常の鍵を壊さなくてはならない
自転車はそのままの状態でそこにあった
工事関係者が切ってくれたタイヤに絡みついたままのぶっといワイヤーキーを外し、持って来た-と+のドライバーであれこれいじくりまわした
埒が明かない
あきらめて小倉町の交番に助けを求めたが、パトロール中であった
インターフォンで話せとあった
すらすらと状況を説明する自信はなく諦め、公園に引き返した
再びドライバーを引っ張り出した
やっぱり無理でまた諦め、荷台に縛りつけておいた合羽を引っ剥がすと7:00になっていた
市役所が開くのは8:30
合鍵を返すのには早すぎる
大事なことを書き忘れていた
ママチャリに貼りつけておいた、再度紛失したはずの部屋のスペアキーがあったのだ
靴を3足置いたら足の踏み場がなくなる正方形の三和土でだ
出がけに気がついた
今、部屋の鍵は2つ所持してる
カギ屋のオープンを待つ必要はなくなった
役所が始まるにはまだ1時間以上ある
結句部屋に取って返し、散らかし放題のモノを整理し、ひと休みして、10:00にカンセキで藍色のママチャリを購入した
前のは¥15,000しなかったのに、今度のは登録証の¥600を加えると¥20,000を超える
だが今回の不運は前回¥600をケチったことにあるのかもしれぬと素直に払った
そのママチャリで市役所へ乗りつけ、合鍵を返し一息ついた
細かいことだが今市病院では¥2,710を支払った
図書館利用カードとテレフォンカードと健康保険証は、常時持ち歩いている
医師と「あーだこーだ」話してる隙に一時的に回復した
点滴とかの医療行為は一切受けていないが、それにしては高すぎる
おそらく救急車代も含まれているのではないか?
となると救急車にも保険が利くことになる
うーん この世はムズカシイ そしてナゾだ
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