2022年6月22日水曜日

ルキノヴィスコンティの5本 その5 山猫

 34段目1番

エンカのチカラ SONGISLOVE 80‘s~90's


第2弾のラインナップは次の通り

1、TSUNAMI サザンオールスターズ 五木ひろし

2、Dear…again  広瀬香美 川中美幸

3、HOWEVER GLAI 前川清

4、リバーサイトホテル 井上陽水 八代亜紀

5、駅 竹内まりあ マルシア

6、聖母たちのララバイ 岩崎宏美 都はるみ

7、愛染橋 山口百恵 藤あや子

8、ジェラシー 井上陽水 石川さゆり

9、恋におちて 小林明子 南かなこ

10、破れた恋の繕い方教えます 松任谷由実 小林幸子

11、for…you  高橋真梨子 吉幾三

12、昴ーすばるー 谷村新司 美空ひばり


第1弾は、歌詞はうろ覚えでもすべて歌うことができたのに、2番と3番と5番と7番と10番と11番の曲を知らない

南かなこは女だろうと見当はつくが、どんな容姿をしているのか分からない

これでライナーノートを書くのは、おこがましいだろう

<美空ひばり>の旅の宿よりは、だいぶ増しだ

ただこれが原曲だったら、中国とアジアであんなふうにヒットはしなかったろう

ひばりの歌が同時進行形になったのは、たぶん小学3年生だったからだ

彼女は歌の上手い歌手の(その上)に君臨していたが、ぼくにとっては(どこが?)という感じだった 

真っ赤な太陽に至っては嫌悪感が走った

ひばりが紅白歌合戦から締め出されたのは、そのからだとずっと思っていた

でも、ウイキペディアを読むと、それから数年後の1973年となっている そして、正しくは出場辞退だと

このことに関してはNHKの味方だった 悪いのは美空ひばりと考えていた


だが振り返れば、あれはNHKのひばりイジメであった

ぼくは知らず知らずのうちに、時代の風潮に同調していたのだ

NHKは、数々の名料理番組を生み出してきた 

時の政府にお追従ばかりするのは、仕組上仕方のないことなのだろうか?

煎じ詰めれば、ぼくも政府の言いなりになっていたのだと言えなくもない 

マスコミの情報操作にどっぷり浸かっていた

ひばりの歌を好きになったわけではない

彼女について知ることが増えるにつれ、誤解していたのに気づきだした


井上ひさしが美空ひばりについて書いた文章を、何度か読んだ

ひさしがラ・サール系の孤児院光ヶ丘天使園に引き取られるのは中学の時だが、それは美空ひばりのデビューと重なる

ひばりの活躍を目の当たりにすると血沸き肉躍ったそうだ

ひさしの一番好きな歌手はもちろん美空ひばりだ 

作曲家は服部良一だが、ひばりには1曲も書いていない

こまっしゃくれた少女だったひばりは笠置シズ子の物真似をよくした 

「彼女には書かないで」と笠置シズ子は、直接服部良一にお願いしたらしい

シズ子の気持ちも分からないでもないが残念至極と結んでいた


これはぼくの勝手な思い込みだが、ひばりの歌が世間を圧倒したのは1960年頃までではないか 

歌うのが心底楽しかったと想像できる

美空ひばりが死んで久しいが(勘違いして済まなかった)という思いは、今もある 

もっともそうした気持ちも、現在の風潮に同調してるに過ぎないのだろうか?

国家権力にいいように踊らされてるとなれば何をか言わんや、

だが




 


 

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