33段目10番
エンカのチカラ GOLD70’s
例によって図書館からこのCDを借りてきた
70年代のヒット曲をエンカカシュに歌わせる企画のようだ
ラインナップを見てみよう
1,魅せられて ジュディ・オング 石川さゆり
2,瀬戸の花嫁 小柳ルミ子 森進一
3,ビューティーフル・サンデー ダニエル・ブーン 都はるみ
4,旅の宿 よしだたくろう 美空ひばり
5,我が良き友よ かまやつひろし 天童よしみ
6,わかって下さい 因幡晃 ちあきなおみ
7,精霊流し グレープ 島倉千代子
8,サボテンの花 財津和夫/TOLIP 舟木一夫
9,いい日旅立ち 山口百恵/谷村新司 中村美津子
10、あんたのバラード 世良公則とツイスト 鳥羽一郎
11、かもめが翔んだ日 渡辺真知子 松原のぶえ
12、ジョニーの子守唄 アリス 新沼謙治
13、卒業写真 荒井由実 マルシア
<魅せられて>はつくづくむずかしい歌だと再確認した 石川さゆりは歌いこなしてはいるものの<天城越え>のように歌い上げることはできなかった
これはエンカカシュが曲を選べるのだろうか?
それともレコード会社が指定するのだろうか?
もし前者だったら森進一の選曲は無難で安易すぎる 歌唱も然り
期待が大きかっただけに都はるみには少々がっかりした
美空ひばりはやりすぎだ こりゃあないでしょ
天童よしみはオリジナルを超えた
もともとかまやつひろしの、この曲の歌い方には疑問があった
ムッシュはバンカラふうの歌詞が気に入らなかったと聞く それが尾を引いてか、拓郎節にアップアップしている
ちあきなおみは1992年に夫の郷鍈治が死んでから、ウンともスーとも歌ってはいないはず
その前に録音されたものだろう
各人のレコーディング年月日がわからないのは残念だ
オリジナルを遥かにしのいでいる ちあきなおみは自分を演出する方法を知っている
自分を分かっていなければ、自己陶酔のただの馬鹿だが、彼女は自己を冷静に分析している
表現力がある 1曲選ぶならこれだ
島倉千代子はいい味をだしている
舟木一夫はこんなもんでしょう
中村美津子は上手い
この曲のアレンジが1番良かった 鳥羽一郎もそれなりにアレンジに乗っかっている
松原のぶえの印象は薄いものだったが(へえーっ)と思った
渡辺真知子より自分のモノにしている 脱帽
新沼謙治は頭のいい人だ
マルシアはそれ以上に頭がいい
何をやらせても器用にレベル以上にこなす
このCDの発売は2009年とあるから13年前だが、今どこでどうしているのか?
オリジナルよりいいと思うが、山本潤子には及ばない
ユーミンの音程のふらつきは有名だが、何の断りもなく死んでしまった川中子が高校時代に言ったことがある
「俺さ 荒井由実聞くと、カキたくなっちゃうんだよナ」と
早速ぼくも青山楽器店で<ひこうき雲>を購入した
カケはしなかったが、なかなかどうしてチャーミングな歌いっぷりだった
関連詩 川中子は、ぼくに
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