段外10番
虫刺され
と、思ったのだが季節外れだろうか?
ダニには、この夏さんざん悩まされたが、まさか眉毛の下に食いついたりはしないだろう
蚊はいまだに羽音を響かせたりもする が、なら治りが遅すぎる
今は亡き兄は、蜂に刺されて気を失い生死の境をさまよった、と聞いた記憶がある
一時は蜂と決めつけたが、それにしてはなかなか腫れが引かない
それどころか日増しに腫れて、右目はもう半分開かない
クスリのアオキで税抜き¥298の眼帯を買った 左目だけじゃ視力0,2に満たく、これでママチャリは危険すぎる
図書館用にと用意したが、新聞を読む気にもなれず、深めに被った野球帽を館内でも脱がないことにした
辛抱切らして阿久津医院に駆けつけた
帯状疱疹ということだった
「目の上に出た時は目より下にはできない 右目なら右側だけ」と医者は言った
ぼくは前頭部がMの字に禿げあがっている
担当医師阿久津行永に「そこにもできてる」と指摘された
家に帰って鏡に映し出せば、赤いブツブツが帯状に3センチ伸びている
違和感はあったのだが、目の方に気を取られていた
阿久津医院の領収書を見ると、初診料が288点である 細隙燈顕微鏡検査と精密眼底測定で130点 処方箋料が68点 合計¥4860のところを¥1460の負担
隣の隣あおい薬局で薬を受け取った <おくすり手帳>なるものをただでいただいた
薬は3種で目の周りに塗る軟膏が182点 内服薬170点 Mの字禿げにできた3センチに塗る軟膏109点 それに調剤技術料96点と薬学管理料57点を加えて計614点 保険負担額は¥1840であった
行永先生は「もっと悪化するかもしれないよ」と脅しをかけたが、経過は順調である
腫れは引き、赤いブツブツの面積は縮まった
ネットで帯状疱疹を検索したら、疱疹が完治してもウイルスが復活しないよう(ある程度薬は飲み続けること)とあった
軟膏は2つともたっぷり残っているが、内服薬は5日だけだったので、きょう切れてしまった
快復しているとはいえ目の上の疱疹には、まだ黄色く膿んでいる部位が残っている
この前の出費は¥1460+¥1840で¥3300であった
一日を込々(税金とサービス料ではなく、食費と歯ブラシ酒などの生活必需品を指す)¥500以下で暮らそうとしている身として、これはつらい
行永先生は「次の診察は金曜日にしましょう」と言っていった問題はあしたの水曜日だ
先ずは、あおい薬局へ行く
薬が入手できたら、当然金曜日はすっぽかす
「処方箋が必要」と言われたら、医院に行くしかないだろう
「診察なしでは処方箋は出せません」とダメ出されたら仕方ない、診てもらうしかない
でもよ、いずれにしろ阿久津医院とは、それでサヨナラ
関連詩 虫刺され 2
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