2021年11月3日水曜日

三国連太郎の5本 その5 マルサの女2

 段外10番

虫刺され 


と、思ったのだが季節外れだろうか?

ダニには、この夏さんざん悩まされたが、まさか眉毛の下に食いついたりはしないだろう

蚊はいまだに羽音を響かせたりもする が、なら治りが遅すぎる

今は亡き兄は、蜂に刺されて気を失い生死の境をさまよった、と聞いた記憶がある


一時はと決めつけたが、それにしてはなかなか腫れが引かない 

それどころか日増しに腫れて、右目はもう半分開かない

クスリのアオキで税抜き¥298の眼帯を買った 左目だけじゃ視力0,2に満たく、これでママチャリは危険すぎる

図書館用にと用意したが、新聞を読む気にもなれず、深めに被った野球帽を館内でも脱がないことにした


辛抱切らして阿久津医院に駆けつけた

帯状疱疹ということだった

「目の上に出た時は目より下にはできない 右目なら右側だけ」と医者は言った

ぼくは前頭部がMの字に禿げあがっている

担当医師阿久津行永に「そこにもできてる」と指摘された

家に帰って鏡に映し出せば、赤いブツブツが帯状に3センチ伸びている

違和感はあったのだが、目の方に気を取られていた


阿久津医院の領収書を見ると、初診料が288点である 細隙燈顕微鏡検査と精密眼底測定で130点 処方箋料が68点 合計¥4860のところを¥1460の負担

隣の隣あおい薬局で薬を受け取った <おくすり手帳>なるものをただでいただいた

薬は3種で目の周りに塗る軟膏が182点 内服薬170点 Mの字禿げにできた3センチに塗る軟膏109点 それに調剤技術料96点と薬学管理料57点を加えて計614点 保険負担額は¥1840であった


行永先生は「もっと悪化するかもしれないよ」と脅しをかけたが、経過は順調である

腫れは引き、赤いブツブツの面積は縮まった

ネットで帯状疱疹を検索したら、疱疹が完治してもウイルスが復活しないよう(ある程度薬は飲み続けること)とあった

軟膏は2つともたっぷり残っているが、内服薬は5日だけだったので、きょう切れてしまった


快復しているとはいえ目の上の疱疹には、まだ黄色く膿んでいる部位が残っている

この前の出費は¥1460+¥1840で¥3300であった

一日を込々(税金とサービス料ではなく、食費と歯ブラシ酒などの生活必需品を指す)¥500以下で暮らそうとしている身として、これはつらい


行永先生は「次の診察は金曜日にしましょう」と言っていった問題はあしたの水曜日だ

先ずは、あおい薬局へ行く

薬が入手できたら、当然金曜日はすっぽかす

「処方箋が必要」と言われたら、医院に行くしかないだろう

「診察なしでは処方箋は出せません」とダメ出されたら仕方ない、診てもらうしかない

でもよ、いずれにしろ阿久津医院とは、それでサヨナラ


関連詩 刺され 2

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