2021年7月4日日曜日

お気に入りの5曲日本編 その5 二人の世界 石原裕次郎

 23段目10番

同じモノ



のように見えても、見る人が見れば分かるそうだ
根が大雑把なのか、中国人朝鮮人日本人も、同じに見える
相撲を見れば誰がモンゴルで誰が日本なのか、さっぱりだ

働く気力が失せ、貯えは尽きた
もうタイに行くことはない
30の時から30年以上タイに通い続けた
それだのに、先場所優勝した鶴竜が喋る日本語のようにタイ語を操れない

50を越えるあたりからタイ人と日本人の区別もつかなくなった
白人が日に焼けても、小麦色にはならないだろう
ところがドスこい、オバマと日に焼けたぼくの肌の色に、差別が付け入るはない

コーヒーと紅茶の違いくらい分かる
けれど、紅茶も石ころも宇宙も、同じモノなのだ



誰も


エラクなんかない
この地球上の70億の人間の、誰をもが
エラクない
だからイバッテはならない

エバッテもならない
空気を読めても読めなくても
空気はここにいる
君はそこにある



頼みの綱


に頼らなくても
生きていけそうな気がする
ぼくは別に 頼みたいことも お願いしたいことも
普段通りにない

ただこんなふうに祈っていることが、最近ある
どうぞ残りの人生も
このままそのまま
寄る辺なき我が身でありますように



国家にこんがらがって


建付けの悪いに生まれ育った俺は
建付けの悪い身体になってしまった
それでだろう
社会と上手く折り合うことができず
ここまできた

社会とはこの世である
時には組織 そして国家
年をとればとるほどに
国家という日本語が
気色悪くなってきた
もはや修繕不能


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