2021年7月4日日曜日

井上ひさしの5冊 その1 モッキンポット師の後始末

 23段目11番

あきらめろ  OILANO世界平和宣言



競馬の騎手船乗りボクサー
夢はことごとく破れた
おいらは、あきらめたのだろうか
とすれば、いつ、どこで、どういった手順で
多分、無意識にあきらめたのだ

自分で言うのも何だが、あきらめることに関しては、天才的なところがある
その後も、役者、小説家を目指した
それなりの努力を、しちゃったこともある

あきらめるのに努力はいらない
夢は、夢のままがいいのだ
うっかり現実になってしまったら、面倒なだけ
面倒は面倒を生むだけだ

一ヵ月後に還暦を控えるおいらに、何の望みもないが
ロト6は買っている
買ってはいるが99.99999999999%当たるとは思っていない
なら何故買うのかと問われれば「買うお金があるからだ」と答えよう

生活保護をくれるなら、それにこしたことはないが、期待はしない
貰えなければ刑務所に入るまでだ
入れてくれないなら野たれよう

若い頃のごく一時期結婚願望があった
それよりも遥かに長い期間恋愛願望があった
想い想ってくれる女と、朝となく昼となく、やりにやりまくって「ひとつになりたい」と切に願った
あきらめるしかなかった

今は「穴に入れたい」とも思わない
あきらめきって分かった 人は人を殺してはならない
あきらめ倒すと少年だった頃よりクッキリ知覚できる
人を殺すのは「いけない」ことだと
観念は、はっきり指し示している
「殺すな」と

観念とは、考えることだ
考えるとは、あきらめる、あきらかにきわめることだ
仏教の言わんとするところは、「あきらめようね」ってことだ
わかりやすく伝えようと枝葉をつけすぎ、かえって分かりにくくしてしまった

人間がある限り「戦争はなくならない」と多くの人が言う
そんなことはない
ひとりひとりが、あきらめれば争いはなくなる
イマジンの世界が本当になる

毎朝走るのを一番の喜びにしてる、おいらが言うのはどうかと思うが、体に不都合があるからと、他人様の臓器を求めてはならない
あきらめるとは頼らないこと

結婚もできず孕ませた経験もない、おいらが言うのは筋違いかも知れないが、子宝に恵まれないからと、他人様のモノを代用してはならない
あきらめるとは、こころ静めること

人も住めない蟻のチンポほどの島を「我がモノだ」と主張するのはたいがいにしろ
互いにあきらめ合えば、それでいい
この地球はお前らのモンじゃない

この世に安全なんてものはない、ないものを保障はできない
望んではならない、奪ってはならない、守ってはならない、維持してはならない
国境はいらない
さあ、おのおのがた、世界平和宣言の
スローガンを叫ぼう
あきらめっぺ!




あきらめろ再び


国家を信じちゃダメ
政治を信じるのはアホ
宗教、ともだち、情報AないしはCあるいはEを信じる信じないは
それぞれの勝手だ
己は信じろ
信じれば
きっと
あきらめられる



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