2021年6月15日火曜日

桐野夏生の5冊 その2 とめどなく囁く

 19段目6番

イマワノ


キヨシローが死んで何年経ったのか?
それとは何の関係も、かかわりもないが
今は過渡期なのだ
日本が、あるいはこの地球が過渡期なのではない 
だって
#この世はもうすぐお仕舞いだあ~マリリンモンローノーリターン
なンだから
過渡期なのは、ぼくだ 

体を左右対称に戻すのだと称して
腰回しをテッテイ的にやったことがあった
あれは失敗だった
腰回しは立ってやった 
腰を支えるのは2本の足だ
その足を支えているのは腰だ
腰で腰を支えながら、腰を回したところでナンにもならない

かえって腰部変形性脊椎症を加速させてしまった
腰は自由にさせなければならない
腰の負担を、負荷をにする
なので今は仰向けだ
その体勢で両足を持ち上げれば
腰は誰からも後ろ指、指されない自由の身となる

そして持ち上げたまま、両足を代わりばんこに、天空に向かって突き上げる
毎日3200回やる
効果はてきめんに2ヶ月であらわれた
まず顔面から左右対称になってきた
おかげで男前の初期高齢者が、さらに男前になってしまった

それはいいのだが、右腰に痺れが生じた
1ト月経っても痺れたままだ
走れないし、縄跳びも100回が限度
だがこれは、腰が左右対称に収まるためのステップ
あくまで過渡期通過点に過ぎない
この世が終われば、ぼくもなくなる
それにしたって、腰が過渡期であることに
変わりはない




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