21段目3番
新しい朝 <あした>
#気がついてみたら、ぼくは笑ってた
という、歌を昔、作った
「気がつくと」をタイ語で言うと、เมื่อรู้ตัวแล้วだ
アル中ではないが酒乱だから、泥酔すれば大手を振って、意識を失う
泥酔せずともビールを五本飲めば意識は、とぶ
気がつくと、山手線内回りの電車のつり革に摑まっていた
時計を見ると九時を回っている
いつどこで乗車したのか、まったく覚えていない
(満員電車に揺られた)ような気が、しないでもない
鶯谷でラーメンを食べたのは、零時前だった
その間、どこでどうしていたのか?
ついつい深酒してしまうのは、気がつきたいからなのか
とにかく、つり革を握り締めていたんだ、なあ
気がつくと(西船橋駅ホームのベンチの上だった)なんてこともあった
もう四十年近く前の、話だ
起きると、と言い換えてもいい
気がつくと、と、起きると、とは、同義語だ
吉田拓郎の歌に、新しい朝<あした>というのがあった
ごくごく近い将来
ひょっとしたら明日
起きることも、気がつくことも
そして、気がつかないこともない
新しい、まっさらな朝がくる
0 件のコメント:
コメントを投稿