2021年6月17日木曜日

ブルーハーツの5曲 その1 リンダ・リンダ

 20段目2番

CC


ぼくの血液型はB型である
BOではなくBB
いっとき血液型による性格判断が流行った
B型は勝手気ままとありそらみたことか
と内心ほくそ笑んだ
流れに流されてが座右の銘なのだ

インドから逃げ帰ったことは何度も書いた
コーローさんに
「インドはB型が圧倒的に多い ヨモさんなら絶対にハマる」
と強く勧められたのだ
血液型で旅行はできないと、しみじみ身に染みた

献血には、ハマった
高校の時から数えて50回は下らない
五木寛之は若かりし頃、売血で急場をしのいだ
かつて売り物だったモノをただでくれてやるのには、忸怩たる思いもあったが、健康診断をしてくれる
肝臓の調子をきめ細かに把握できる

しかし25を過ぎて献血とは縁を切った
輸血も臓器移植の一種では、と思い当たったからだ
エホバの証人ではないが、彼らが輸血を拒否するのを、否定する気はない

ついこないだまで、ほとんどの人が自分の血液型を知らなかった
それで何の問題もなかった
BBといえばブリジット・バルドーである
MMマリリン・モンロー
ならばCCをご存じだろうか?
「鞄を持った女」 「ブーベの恋人」
クラウディア・カルディナーレ
  



カビと共に去りぬ


35の時に見切りをつけ、カモフラージュスキンヘッド
にした
あれからざっと30年
生え残った毛で、カモフラージュは、ままならなくなった

それでも儀式である毎日の剃髪を、欠かすことはない
その時、一緒に剃る髭と鼻毛は真っ白になってしまった
眉毛は左に2本だけで、まだ黒々としている
放っておけばどこまでも伸び村山首相のようになってしまう
週2回のペースで切っている

また白い鼻毛がから飛び出してもまずい
こちらの方は抜いている
眉毛だけでなく下の方も、白毛は見つけようとしなければ、見当たらず、密かな自慢だ
気がつけば、手の甲、足の甲が、カビてしまった
無数の白っぽいブツブツ、扁平な染みじみたモノ
こすれば、かすれて、分かるのだ

前世があるのか、どうかは知らない
あったとすればカビだったに違いない
死んでも前世には戻りたくない
カビが毛穴を覆いつくすより先に、とろけて、こぼれ、跡形もなくなりたい



頭打ち


ブルーハーツでリンダリンダリンダ
困っちゃうナ
山本リンダを狙い撃ち
たっぱのない俺
頭打ち

セイウチ、アザラシ、足利銀行
困っちゃうナ
金のない俺
頭打ち

あの娘に脈はなさそうだ
おいらの脈は腑抜けに刻む
半端野郎が
たっぱ詰まって、切羽詰って
頭打ち







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