2021年3月12日金曜日

橋幸夫の5曲 その5 あの娘とぼくスイム・スイム・スイム

 15段目6番

夢を見た


なんだかクッキリした夢だ
色はないのにアザヤカだった
起きたらキレイに忘れてた

夢を見た
ずうーっと(落ちる)夢を見ないので
飛び降りようと閃いたのだ
屋上に駆け上がる エレベーターを抉じ開ける
開いたところで、目が覚めた

夢を見た
おいらが死んだ、せつない夢だ
ってことは、まだ死んではイナイ
(そんなこんな)でほっとして
おいら再び眠りについた





は、ムズカシイしムズガユイ
難解で懐柔で短絡で
何の段落段取り脈絡もない

見るにしても覚めるにしても
思い通りにいったことなど、ただの一度もない
何でこんな夢をこんな時に 
と、十万回は思った

大半は起きると、すぐに忘れた
やり直したい人生など、どこにもないが
もう一度見たい夢なら、いくつかある

もし日々の営みの中に夢の介入がなかったら
俺の一生は夢よりも遥かに
はかないものに、なっただろう



夕べときのうの間に


ポッカリと開いた一日があった
ポッカリと開いた一日は
おいらを男にしてくれた
友を与えてくれた
一瞬だが奮い立たせてくれた
夕べときのうの間の
ポッカリと空いた一日の
曖昧な温もり







0 件のコメント:

コメントを投稿