15段目5番
ぼけ助の夢
年を取ると、夢まで老いぼれてしまうのか
最近、多感で多汗であった頃に繰り返し見た(落下する夢)と(追われる夢)をまったく見ない
またまだ頻尿ではなかった時分、何度か見た(溺れる夢)も、22の時に代々木プールで実際に溺れてから、見ていない
話はそれる 60年生きてきて一度も夢精をしていない
それより先に暇に任せ、ついついしごいてしまうからだ
そんなことより、還暦の声を聞いてからの夢には躍動感が、精彩がない
ガキの頃には確かにあったリアリテイーもない
どんより、ぼやけている
ちょっとどころか大いにピンボケだ
とろとろにとろけてしまった脳ミソで、息の詰まるような夢を見たいと願うのは、厚かましいだろうか?
俺たちは見る夢から呆けはじめ、それが本体に乗り移るのだろう
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