2020年12月23日水曜日

クリントイーストウッドの5本 規格外 ソンドラロックとの確執

 段外7番

愛すれど心さびしく


の原題は「The hert is a lonely hunter」

「心はさびしい狩人」と訳し

高校時代に、ガリ版で刷り、100円で売っていた詩集の1冊目の題名に拝借した


この映画を林冬子がべた褒めし、下の姉も「良かったあ」と言い募るので、宇都宮メトロ座へ観に行った 

ラストシーンでアラン・アーキンが演じたシンガーの墓に向かいソンドラ・ロック扮するミックが

「シンガーさん、わたしはあなたを愛してました」と言うのだった


ソンドラ・ロックの川べりでの水着姿が忘れられない 

天気のいい日だった 胸はほとんどなかったが、水着は空色だった気がする 

川岸に身を横たえたりしなかったか?

リアルタイムで好きになった女優は、ソンドラ・ロックとスーザン・ジョージのふたりだけだ


次に見たのは、ねずみが大量発生するパニック映画「ウィラード」だ 

いちご白書」キム・ダービーと共演した男が一緒だった 

その前に「濡れた欲情」というのがあったが、宇都宮には来なかった

化粧が濃くなり、眉毛を抜いて細く揃えていて、ガックリときた

ぼくが好きになったのはソンドラ・ロックではなく、映画の中のミックだったようだ


長らく映画鑑賞から遠ざかっていたがクリント・イーストウッドの愛人と、称されていたのは知っている

別れる時だいぶゴタゴタしたらしい

クリント・イーストウッドには「やたらと目を細める男だな」くらいの印象しかなかった

役者としては昔も今もポール・ニューマンの方が遥かに好きだ


それでも監督としての力量は、認めないわけにはいかない 

彼の撮る写真が評判をとるごとに、ポール・ニューマンの影が薄れていくようで微妙な心持になる


「ダーティーハリー4」

ソンドラ・ロックとその妹を輪姦する中心人物の名前がミックだった

おそらく「愛すれど心さびしく」の役名から持ってきている

クリントと別れた後もいくつかの映画に出演し、監督作も何本かある

「2018年に死んだ」とウィキペディアに出ている







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