プロローグ
君と初めて外で会ったのは
セントラルデパートの対面<MKスキ>だった
デートのつもりだったのに
君は何の断りもなく同僚を従えてきた
同僚の胸は大きく、目のやり場に困ったが
心底、君に懐いでいた
「まるで母娘みたいだ」
拙いタイ語で言うと
「その通り」
と、同僚は嬉しそうだった
実際「แม่めぇー、แม่めぇー」
って君を「かあさん」と呼んでいた
タイスキやは、おしなべてビールが高い
そこも例外ではなかったが
ランチタイムの間に3本空けた
これから仕事の君たちはフレッシュジュースを飲んだ
「別れ際にハイタッチしたのを覚えているかい?」
いきなり両手を掲げた君は
毛糸の帽子をかぶっていた
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