2020年5月14日木曜日

คำภีร์カムピーの5曲 その2  สุดใจฟันせつない心

7段目8番
ママチャリブルース


ブランチはカオマンガイにしようと、下に降りたがいつもの場所にママチャリがない
そうだった、きのうはしこたま飲んだんだ
パズル合わせをするように、切れ切れの記憶を寄せ集め、夕べ引っ掛かった店を炙り出す
「きのう、ここに来ませんでした? そん時、歩いて来ましたか、自転車でましたか?」
ママチャリ捜しで日が暮れて、ヤケ酒飲んで夜が明ける
型も色もまったく同じ自転車を、2週間前にも失くしてる
手放し運転が未だに出来ぬ
ああ、これがおいらのママチャリブルース


借りたばかりのアパートから、15キロ離れた彼女の実家へ
買ったばかしのママチャリを飛ばす
確かこの辺のはず
おとといも、彼女のバイクに相乗りし、やって来たのだ
ソムタム売りの屋台で訊いてみる
「路地の1番はどっちの方です?」
「あら、よもじゃないの」
よく見りゃモッドの妹だ
「モッドのうちへはどう行くんでしたっけ?」
「モッドならチェんマイに行ったわよ」
「で、いつ戻ってくるんです?」
「遊びに行ったんじゃないの モッドはチェンマイに帰ったのよ」
いったいどういうことなんだ!
「チェンマイには厭きたから、実家に戻った」 
聞いたから、この街へ来たのに
「花の名前がついたアパートを借りたよ」と報告するつもりだったのに
#行きはよいよい帰りはこわい#
ギーコギーコとペダルが唸る
ああ、これがおいらのママチャリブルース




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