2020年3月20日金曜日

高村薫の5冊 その5 土の記

6段目5番
ビエンチャンアンタッチャブル


ビエンチャンに観光ビザを取りにきたのだが、コトバはいらないのではないか  
邪魔臭いだけだ

ビエンチャンには1月1日に着いた
2日が土曜で3日が日曜だったから、4日に申請し5日に受け取った
そして今、タイのチェンマイに戻る途中だ
俺は一人の男とずっと一緒で、144時間以上行動を共にしている
次第にコトバをなくし、鼾の掻きあいで意思の疎通を計るようになった
気持ちはコトバを創造しても、コトバは気持ちを捏造できない

世界に言語は70億万語ある 
一人一人がそれぞれ言語を持っていて然るべきだし、ヒトの気持ちにさほどの違いはないはずだ
いうまでもなくおまんこにコトバはいらない 
煩わしいだけだ
  
コトバが絡まない方がより「しとど」に濡れ和える
行為だけで、意図を気持ちを我が身を、伝え届かそうとするからだろう 
そもそもビエンチャンアンタッチャブルと題名をつけながら、正確にも曖昧にもアンタッチャブルの意味を知らない
偶然に知ってしまえば話は別だが、これからもすすんで知ろうとはしないだろう


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