2019年10月6日日曜日

RCサクセションの5曲 その3 トランジスタ・ラジオ

2段目4番
初期高齢者小躍りワルツ

なぜか小躍りしたくなってくる
ついこの前のナースチェンマイ大学ミニマラソン
1キロどころか500メートルも行かないところで
棄権してしまったのだけれど
その諦めの良さに決断の速さに
自らが潔く惚れ込んでしまい
踊りはしなかったが、スキップ踏んで
そのままアパートまで帰った

還暦を過ぎたあたりから、心身がすこぶる快調だ
血沸き肉躍るとでもいえばいいのか
決して(くじけたり)しないのだよ
そりゃあ努力が結果を生まないことに
忸怩たる思いはある
だけどさあ
昔から見れば信じられないくらいに前向きなのよ
それならそれなりに二乗の努力をしようじゃないの
と考える
それが実際に実行できるかどうかは、また別の話
俺は有言不実行の男
(くじけも)しないが反省なんかしやしない

終わりが近い
うまくすればあと五年でぼくはぼくから解放される
へたしても二十年もありゃあ確実に解き放たれる
永遠のやすらぎに、おいらではないおいらが包まれる
前にも書いたが四十年前の、あるいは十年前の
ぼくは今のぼくとはまったくの別人だ
五年後の二十年後の俺が今の俺と瓜二つでも
それは他人の空似
今のおいらには今しかない
小躍りしたくなるおいらがい、小躍りしたくなるがある
タンゴじゃなくてワルツな今だ
来年の4月に日本に帰る 
もうチェンマイに戻ってくることはない

オキナワへ行く
橋の下にテントを張って1日500円で生活する
そん時の俺は今の俺とは赤の他人だ
けど、それを思う俺は間違いなくこの俺だ
心浮き浮き、今にもワルツを踊り出しそうな俺だ






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