乳首からちんぽへ
小学生の中頃まで茶の間で母と一緒に寝ていた
母の乳首をいじりながら眠った
それはいつしか自身のちんぽの先に取って代わった
ちんぽの先をポロンポロンと爪弾くのだ
乳首をいじるのを(もう大きいのだから)とたしなめられた
記憶もないし(やめなくちゃ)と自分を戒めた覚えもない
単にちんぽの方が気持ち良かったからだろう
還暦を過ぎた今でも(あしたは早いんだから眠らなくちゃ)と
ちんぽをいらっている自分に気づくことがある
父が月に何回か
「きょうはとうちゃんと寝んだぞう」
と言うことがあった
そんな日は塹壕遊びをした
八畳間の押入れにはたくさんの蒲団があった
それらを組み合わせて作った塹壕に1人こもって、みかんを懐中電灯の明か中電燈の明かりで食べるのだ
朝、目を覚ますといつもの寝床ではない
父と寝たはずなのに父はいない
水を飲もうと茶の間にいくと
父がぼくと母の蒲団で眠り呆けているのだった
0 件のコメント:
コメントを投稿