松田聖子の５曲 その５ 天使のウィンク

 ４９番目１０番

ガス代

は、ここ清原団地に移って来た当座（まだ日光ガスではなく今市ガスだった頃）料金は口座引き落としだった

けれど、電気代と水道代は別口、わざわざ窓口へ出向き払い続けてきた

当初は目の前にある簡易郵便局だったが、何年か前から手数料が取られることになり、コンビニエンスストアへ切り替えた

ぼくは暇だったし、時間はドッサリあった

先の入院のように１ヶ月以上病院暮らしが続くこともある

電気、水道、共に支払期限を超えていたが、さほどのオーバーではなく払うことは出来た

なので、まず電気代を口座引き落としにしようと足利銀行へ乗り込んだ

9:00前で、ぼくの名前は３番目か４番目に呼ばれたはずだ

電気代は１ヶ月￥1,000を超えない限り、翌月と一緒になる

１ヶ月と３日の入院生活のせいで、今回は３ヶ月合わせても￥1,000に満たない

「その辺どうなっているのか、電力会社に問い合わせて欲しい」

「当銀行では、そうしたことは出来かねます」

と、係員は答えた

ぼくは重ねて言った

「じゃあ、結構です」と

またしても今市年金事務所に引き続き、しっかりとヤンキー老人を演じてしまったのだった

ああ