48段目7番
クサカリ
から電話があった
「下の姉に大急ぎで手紙をしたためなくちゃならないんだよネ」
「たとえばだよ 外で飲むなんかより携帯で電話した方がずっと安いよ 話せばいいじゃない お姉さんの番号、知らないんかい?」
「うん」
「じゃ、静子さんに聞きなよ 日光にも電話はすべきだよ」
というわけで、その日の夕食後ええちゃんに携帯で掛け、とよ子ちゃんの番号を聞き出した
そして下の姉にも携帯から電話した
その内容を掲げて話を〆括ろう
7月11日に栃木医療センターへ再入院した
翌日、前回の手術で注入したプレートを抜き取った
順調ならきょう新たなプレートを再注入する予定だったが、1週間延びて7月26日となる (実際は8月7日になった)
手紙に一長一短があるように、電話にも一長一短がある
電話の方が却って分かりやすい部分もあるのではないか
竜也さんには高い酒を買ってもらって感謝している
滞在するのを所野のペンションから、昔日光館があった場所に変更したようだ
家からぐっと近くなった
今年は飲めないが来年同じような機会があればちゃんとアルコールで乾杯したい
実は東急ハーヴェストクラブで働き出したのは去年の9月末からで、1ヶ月前は日光シルバー人材センターで草むしりをしていた
それより以前、日光ハローワークを通して、倉ケ崎の旧道にある大文字食堂近くのデザイン事務所で面接をしたことがあった
勤め先は日光館の跡地に建った宿屋だった
事務所には男が一人だけだったが、どこもかしこもアウトソーシング業に精を出す時代らしい
その時の顛末を竜也氏に語って聞かせたい、のだ
付記 日光館の跡地に建ったのではなく、☓☓☓
に建ったのは、パークロッジでした
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