40段目6番
花見
かたくりの湯へ行くときは、ママチャリだ
目の前の62号線は下らず、並木大橋を渡って右に曲がり、大谷川の流れに従う
Tの字に突き当たるが461号線にはこがないで、田圃や畑に囲まれた道を抜け(牛舎もある)297号線に出る
行く時、団地裏の桜並木は三分咲きに見えた
風呂に浸かっているうちに天気はどんどんどんどん良くなり、帰り、目の錯覚でないのなら七分咲きになっていた
入湯料¥200の小銭がなかったので、¥1000札を用意した
まだ¥800残っている
業務スーパーで本日の3食分を調える予定でいた
だが、あの桜を見てしまった以上
9%の缶入り酎ハイ6本に、化けざるを得なかった
今市運動公園野球場をぐるりと取り巻く(あっちこっちへ枝分かれしている桜)を、眺めながら飲んだ
芝生の縁の細長い棒のようなコンクリートに座ってだ
4本飲むのに1時間はかけただろうか?
その間に土曜日曜を待ちきれなかったアベックが3組、面前を横切った
タクシーで乗り付けた女の親子連れもいた 親の方は車椅子で愛でていた
1度部屋に戻った またママチャリに飛び乗る
抑制が効かなくなり、外で飲むことにしたのだ
(幸楽苑と、はま寿司には2度と行かない)との宣言をしたので、街の中心を目指す
ぼくにとってそれは玉藻書店があったあたりだ
??通りの佐藤食堂に押し入る
おそらく佐藤を名乗るおばちゃんと、もう1人のおばちゃんがテーブル席で駄弁っていた
ビールの大瓶があったので2本飲む
ねぎまと鶏肝臓串焼きの肉の、なんと柔らかかったことか!
またしても日常の些事を、くどくど述べてしまった
しかしながらこの歳になると、日常の雑事と思考回路は切り離せない
もっと言ってしまえばひとつひとつの行動が、わたくしの気持ちそのものなのだ
0 件のコメント:
コメントを投稿