2023年4月7日金曜日

小川洋子の5冊 その5 博士の愛した数式

 40段目6番

花見


かたくりの湯へ行くときは、ママチャリだ

目の前の62号線は下らず、並木大橋を渡って右に曲がり、大谷川の流れに従う

Tの字に突き当たるが461号線にはこがないで、田圃や畑に囲まれた道を抜け(牛舎もある)297号線に出る

行く時、団地裏の桜並木は三分咲きに見えた

風呂に浸かっているうちに天気はどんどんどんどん良くなり、帰り、目の錯覚でないのなら七分咲きになっていた

入湯料¥200の小銭がなかったので、¥1000札を用意した

まだ¥800残っている

業務スーパーで本日の3食分を調える予定でいた

だが、あの桜を見てしまった以上

9%の缶入り酎ハイ6本に、化けざるを得なかった

今市運動公園野球場をぐるりと取り巻く(あっちこっちへ枝分かれしている桜)を、眺めながら飲んだ

芝生の縁の細長い棒のようなコンクリートに座ってだ

4本飲むのに1時間はかけただろうか?

その間に土曜日曜を待ちきれなかったアベックが3組、面前を横切った

タクシーで乗り付けた女の親子連れもいた 親の方は車椅子で愛でていた

1度部屋に戻った またママチャリに飛び乗る

抑制が効かなくなり、外で飲むことにしたのだ 

(幸楽苑と、はま寿司には2度と行かない)との宣言をしたので、街の中心を目指す

ぼくにとってそれは玉藻書店があったあたりだ

??通りの佐藤食堂に押し入る

おそらく佐藤を名乗るおばちゃんと、もう1人のおばちゃんがテーブル席で駄弁っていた

ビールの大瓶があったので2本飲む

ねぎま鶏肝臓串焼き肉の、なんと柔らかかったことか!

またしても日常の些事を、くどくど述べてしまった

しかしながらこの歳になると、日常の雑事と思考回路は切り離せない

もっと言ってしまえばひとつひとつの行動が、わたくしの気持ちそのものなのだ







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