2023年3月16日木曜日

市川雷蔵の5本 その4 ある殺し屋

 39段目10番

顛末そして宣言


このブログを通し、酒の上での失敗を繰り返し繰り返し、これでもかそれでもかとしたためてきた

性懲りもなく今回も顛末を書く

またしてもカギを無くしてしまった

部屋のカギと自転車のカギは、まあるい輪っかで1つになっている

部屋に入れないし、愛用のママチャリを盗まれた可能性も否定できない

カギの他に、小銭入れもよく無くす

大抵どこかしらのポケットから出てくるから、気持ちの持って行き場に困ってしまう

実際に正真正銘カギを紛失したのは、ぼくの記憶が確かなら清原団地に越してきて2度だけだ

置いたはずのTSUTAYAの屋根付き駐輪場から藍色のママチャリが忽然と消え失せた

その由を店員に伝えた

「当店ではそういった類のトラブルには一切タッチしておりま

せんので」

だとさ だから言った

「だったらおまわりを呼んでくれ」

「あなたが自分で電話すればいいじゃないですか」

「いや、ケータイは無くすおそれがあるので携帯しないのよ、後生だから頼みます」

店員は渋々店の電話に手をやった

警官が2人連れで現れた

早速実地検証だ

ガスト今市店は出入り禁止になって久しい

魚べいでは<無銭飲食もどき事件>を起こしてしまった

だから近頃は幸楽苑はま寿司を守備範囲にしている

どちらにも自転車はなかった

2人は店内にも入り込み、その日のぼくの言動をいちいちチェックした

ブックオフ前の電信柱に自転車をもたせ掛けたまま「飲みに行くこともよくある」と告白する

直ちに赴いたがやはりない

ブックオフにも侵入して、当日、来たかどうかを確認していた

そうこうしているうちに、胸ポケットに忍び込んでいたカギが、顔を表したのだ

おまわりの片割れに抱きつき(歓び)をお裾分けする

これで部屋には入れるが、依然として自転車はない

呆れ果てた様子の警官2人 

「これまでのところ署が把握した当該自転車はない 出てきたら連絡する」と言い残しパトカーで去っていった

ここに1枚の紙切れがある 数字が書き込まれてある

なぜ<そらまめくん>と印刷されたメモ用紙が手元にあるのか、記憶をどのように手繰り寄せても辻褄は見えない

数字はおそらく、TSUTAYAか、はま寿司か、幸楽苑か、ブックオフの、あるいは今市警察署の、とある部署の電話番号だ

はま寿司、幸楽苑にはこれまでに数限りない迷惑を被らせてきた

だが、店側から出禁を言い渡されたことはない

そこでぼくの方から宣言する

はま寿司と幸楽苑、ついでにTSUTAYAとブックオフには「2度と立ち入らない」と

顛末を吐き出すのには食傷した

残るは梵天すき家くらいだが、梵天は割高だし、すき家はビール2本までだ

ぼくの外飲みでの支出は激減するだろう

一石二鳥だ


追記 ママチャリはカンセキの自転車置き場にありました。






0 件のコメント:

コメントを投稿