33段目1番
イオン
は、朝の7:00から夜の11:00までやってるし、遅い時間には刺身や総菜が半額になるので、よく利用する
その夜も酒が足らなくなり、がま口に502円の現金があるのを確認し赴いた
500mlのすごいもパックと半額になった茹でそば、1袋400グラムの木綿豆腐それに、もやし1袋を手にレジに並ぶ
ところが計算では予算内だったのにオーバーしているのだ
この世に絶対はないのだし勘違いも考えられる
「申し訳ないが(もやし)を除いてください」と言ったんだった
それなのにレジ係のかみよしはらさんは(豆腐)を引いてしまった
税抜き46円の豆腐は、もやしより20円高い
どう計算したらいいのか?
わけの分からぬままに、21円また払い、めでたく手打ちと相成った
翌日ははま寿司幸楽苑と、はしごしたのだがすごいもパックのことが気になって気になって仕方ない
そこで再びイオンへと出向いた
すごいもパックは定価が347円、税金がかかって382円になる
ところがレジを通すと、更に税金がついて420円也の表示だ
レジ担当のぬまおさんは金額の確認に行き税金の二重取りを認めた
<連続飲酒のなれの果て>にどっぷりと浸かっているのだが、飲み始めたのがいつからなのか<今ひとつふたつみっつ>はっきりしない
もう、夕方だ
きのうの夜から、レジは改善されぬまま、ひたすら間違いを犯していたのだ
「責任者を呼べ」と怒鳴り散らす 咽喉が渇いたので420円のすごいもパックを棚に戻し無糖の900mlコーヒー、500mlのビール6本セットを持って、ぬまおさんの隣のレジにもぐり込む
そのレジ係は憂いと言う文字をそのまま貼り付けたような横顔の持ち主だった
憂愁夫人を、小学生はきっと「おばさん」と呼ぶだろうが、ぼくよりは遥かに年下
その時、姪の旦那から貰ったゴルフズボンを穿いており、ファスナー付きポケットが真横に2つ、ついていた
右側に¥5,000札があるはずなのだが、噛んでしまったチャックは微動だにしない
憂愁夫人が屈みこんで手伝ってくれた
彼女の唇がぼくのそれに、触れ合わんばかりに接近した
<相当酒臭かったはず> 今、この場を借りてお詫びする
そのうち責任者を名乗る男が現れた
そいつは何と、382円に更に税金を上乗せした420円のラベルを新たに作って持参する離れ業まで演じたのだった
不具合極まりないレジをおっぽり投げたまま使い続けるとは
「呆れて物も言えない」
今回だけは憂愁夫人に免じ、許してやろう
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