32段目8番
スティングを聴きながら
図書館から借りてきたスティングのCDを聞いている
どうも勘違いをしていたようだ
<戦場のメリークリスマス>に出ていたのはスティングと思っていた
だけれどもジャケットに写ってる男の顔は、映画と違う
脳みそにデヴィット・ボウイという名前が、映画の主役の顔と一緒に浮かび上がってきた
で、次のように考えた
「映画に出ていたのはデヴィッド・ボウイだ 彼はスティングの一員か、そうした時期があったのだ」と
長いことスティングを(グループ名)と捉えていた
このCDでヴォーカルをつとめてるジャケットの男も、メンバーなのではないか
だが付属の解説書を読むと、この男がスティングそのものらしい
あとでウイキペディアで調べて分かった
スティングこそ彼自身で、属していたバンド名は(ポリス)
デヴィッド・ボウイは、ずっとひとりで活動し2016年に死んでいる
閑話休題 大島渚の最高傑作は<少年>だろう
だいぶ酔ってきたことだし意表をついてオムコイอมก๋อยの話をしたい
オムコイはチェンマイの西の果てだ 行ったことはないし、行こうとしたこともない僻地だ
オムコイ出身の女と関わったことがある そのことはこのブログにも書いたので引っ張り出す
???市場
最近取り壊され今はないが、チョタナ通りをメーリム方面に向かいチャングプアクバスターミナルを少し過ぎた右手に日用雑貨や服を売る店を集めた上記の市場があった。
ここ15年、日本の夏場やチェンマイで暮らす時は半ズボンにノースリーブの丸首白シャツという格好がぼくの定番ファッションになっている。それらすべてはこの市場で買ってきた。ノースリーブ丸首白シャツは何社か競合していたがBigbandブランドが断トツで、いくら着ても何度洗濯しても首周りがバカにならない。15年前は1着49バーツだったが最後に買った時は75バーツになっていた。
Bigbandはこの市場でしか売っていず、これから先どうしたものかと途方に暮れている。
閑話休題。
顔面マッサージがマイブームだった時期がある。
顔面マッサージがマイブームだった時期がある。
床屋ないし美容院で頭を洗ってもらうのもぼくの中での流行だった。
10分40バーツ前後だったと記憶する。
また、アパートがあるのにベロンベロンに酔っ払ってホテルに泊まりマッサージを呼ぶなんてことも繰り返しした。
昔、若かった頃は仕事はいくらでもあり日本で働いた分はきれいに使い切っていたのだ。
もちろん普通のマッサージ店にも出入りした。
もちろん普通のマッサージ店にも出入りした。
だいたいビールを何本か引っかけていくのだが中に入っても「ビール飲んでいいですか?」と聞くのがお決まりだった。ほぼOKで雑貨屋やセブンから買ってきてくれた。
さて、ターぺー門近くの内堀通りにあるマッサージやへ飛び込んだ時のことだ。
さて、ターぺー門近くの内堀通りにあるマッサージやへ飛び込んだ時のことだ。
相手の女がぼくを知っているという。
オムコイ出身の彼女は???市場で店番をしていたことがあり、そこで何度か見かけたのだそうだ。
そんなこんなですっかり意気投合し店も終わる時間だったので一緒に出て、歩いたか三輪タクシーを止めたかは覚えてないが彼女のアパートまで行ってしまった。
ナイトバザールに行き着く前の(ごちゃごちゃっ)とした所で、なぜか彼女の部屋には男がひとりいたのだった。
できあがっていたので「まあいいかあ」とそのまま寝てしまった
起きると男はいず、その代わりと言っては何だが彼女の妹がいて、おまけに両脇には双子の4歳くらいの姉妹が膝を抱えて座っていたのだ。
双子を見比べているうちに昨夜の店に眼鏡を忘れてきたことに気づき、彼女と一緒に引き取りに行ったのだ
彼女は店に入らず、つまりその日は休むことにしてぼくを待っていたのだった。
せっかくなので、 続きを書かせていただく
実はこのあと、彼女はぼくのアパートまでやって来て昼日中にふたりは繋がった
しかし再び飲み出したせいか硬度不足で、すぐに外れた
その頃のアパートの部屋には九分九厘固定電話がついていた
「ちょっと貸してね」と彼女は息子に電話した
息子はオムコイの中学生だ
あれから数日経ったがまだCDは返していない
きょうも晴れ渡りスティングを聴きながら飲んでいる
あの日、夕方前、部屋から出ることなく彼女を見送った
2、3日して彼女が真夜中に訪ねてきた
入口には警備員が詰めている 電話が鳴った
「女が来ているが上がらせてもいいか?」と
いくら安いアパートだって夜間にはガードマンがいる
彼女は笑いかけようとしたが、すぐに固まった
抱き合わなかったことは(確か)だ
朝までいったい何を話していたのだろう?
朝陽が十分に昇ったところで
「ご飯を食べよう」
とぼくは言った
働く可能性もあるだろうと、マッサージ屋からさほど離れていないムーンムアング通り路地7ถนนมูลเมืองฃอย7にあるCMアパートメントのレストランに誘った
「悪かった ほんと悪かった 全部なかったことにしてくれ」
勘定とは別に無理矢理彼女に1万バーツを握らせた
フリーペーパーちゃーお!にオムコイに住み着いた日本人が、生活の(あれこれ)を書き綴った連載記事がある
読めば彼女を思い出すこともあったが、再び会うことはなかった
あの日彼女は息子にこう言っていた
「今、飲んでるの ダメなかあさんね でも、きょうは特別」
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