24段目7番
詩作思索試作
詩作とは考え試みることだ
このブログの八割は
酒を飲み酩酊している時に作った
酔うと口は回らなくなるが頭は滑らかになる
天才なのか酒が入ると
意図も簡単に<詩>が出来上がってしまう
あとあとまで覚えているのは
二割程度だろう
随分前こんな詩を書いた
常識から海へ
吉行淳之介やつげ義春にならって夢日記をつけようと
枕元にえんぴつとノートを用意した
さあここでさっきの夢を書きつけるのヨと起きかける
だけど続きは見なくちゃとタイセイヲトトノエタ
夢の続きは見たのだろうか
起きたらみんな忘れてた
それなのにノートを開くと(常識から海へ)と一行
確かにぼくの筆跡でしるされてある
でもこれはウソだ でっち上げのヤラセだ
翌日になると、寝て起きると
せっかくの夢が、酔って閃いた傑作が、跡形もなく消え去ってしまう
「何とかしなくちゃ!」
と、飲みに行く時、メモ用紙とボールペンを持参することにした
チェンマイのミャンマー料理の店で、書き付けたメモの中に、この一行はあった
字が汚く、ほとんど判読できないが、かろうじて常識から海へとだけは読み取れた
どんな意味を込めたのかはキレイに忘れた
捨てるに忍びないので、こんな詩にした
夢日記をつけたことなんざ、ただの一度もない
さてヘベレケ状態で出来上がったモノを酩酊詩と呼ぶことにしよう
仮にそれを全部覚えていて、ここに打ち込んだら酩酊詩の割合は、八割どころか限りなく十割に近くなる
素面状態での詩は、飲酒習慣がなかった高校時代のモノだ
極度の体調不良でおのずと始まった禁酒だが「飲まずとも詩は書けるのだろうか?」
きょうで一週間になる
詩はひとつも出来ていない
せっかくだから、もう少し続けてみる
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