2021年7月12日月曜日

川上弘美の5冊 その4 センセイの鞄

 

26段目10番
お天道様にメール 件名森羅万象


前略
どうやら書き方が拙かったようです
アダムとエバがエデンの園を追放されたのは、善悪の木の実を食べたと理解認識しています
食べると読み取ったことは一度もありません
そのあと命の木の話を持ってきて
善悪の木の実を食べた罰として、死と苦しみと痛みを与えた  不完全にしたアダムが、命の木の実を食べ永遠の命を得てしまったら、取り返しのつかないことになる それでエホバは追放を急いだのではないか」
というようなことを書いたと記憶しています

もちろんご指摘のように<命の木の実には毒が含まれている   食べれば不老不死になる>
とは、聖書のどこにも記されていません
<洞察>で命の木の実を検索してみました
「命の木の実に、命を与える力が備わっていた、とは述べていない」
とありますから、あくまでぼくの解釈です
ただし創世記3:22でエホバは「人が命の木からも(実を取って食べ)永遠に生きるということのないために」と言っています

<聖書から論じる>無事ダウンロードできました 
出版物の中の<論じる>に矢印を持ってきたら「あっ」という間でした
この前メールを読み返して気づいたのですが(すでにしてくれていたのですね どうもどうも も一つどうも)
全体の三分の一を読み終えましたが、 洞察>の方が利用価値は高そうです
勧められた<運命>の部分も読みました
運命という言葉を目の前にすると、仏教でいう自力と他力に意識が向かいます
若い頃はそうでもありませんでしたが「年を取れば取るほどに自分はナニモノかに生かされてるのだ」と感じるようになりました

「運命は切り開くものなんだ!」と身構えるより「生かされている」と捉えた方が楽なのではないでしょうか 
素直に感謝の気持ちも抱けますし
ナニモノかとは回りのすべてのものです 森羅万象です
森羅万象を造ったのがエホバだとしても、今のぼくにはさほど重要ではありません
ぼくが殉ずるのはエホバではなく森羅万象だから
コロナがなかなかコロナがらってくれません
ウイルスの発見がいつだったかは知りませんが、研究は急速に進化しているはず
もしコロナが第一次大戦、あるいは第二次世界大戦の頃に出回ったなら「ちょいと毛並みの変わった風邪だナ」と見向きもされなかったでしょう
コロナを軽く見ているわけでも、対策を非難しているわけでもありません

ただし人間は来るところまで、来てしまったようです
不妊治療の一つとして、第三者の精子を受け入れる方法が、ずっと昔から合法だった、と知った時には愕然としました
地球温暖化や核戦争ではなく、お天道様が燃え尽きる時に、地球も滅ぶのが自然であり理想である、と考えてきました
どうもおかしな雲行きです
この世の終わりをこの目で見たいと思わないではありませが、それよりひとり静かに死んでいきたい、と願うきょうこの頃です
ご家族の皆様によろしく 感謝を込めて




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