11段目1番
トニー
君が死んだ時
ぼくは六歳と三ヶ月で
そんなこと、覚えてないどころか
小学六年生になるまで知らなかったが
五十七歳のきょうまでに好きになった日本の男優は
赤木圭一郎
トニーと呼ばれた君だけだ
若いのに観念したような雰囲気と
バタ臭い立派な顔が
なんだかかなしかった
こんな世の中イヤケがさして
「さっさと海に帰ったんだね」
君は永遠の船乗り
追記 つい最近美輪明宏との関係を知った。
きっと様々なことを議論したに違いない
似合いのふたりだ。
付録 俺にまかせろ 作詞滝田順 作曲大森盛太郎
風も嵐も兄弟だ 海の男さ この俺は
ホラとペットを吹きわける 陽気な男
俺にまかせろ 喧嘩なら
ジャブとフックで 腕ならし
腹をはらしたその後で 恋をするのさ
甘い風にのって 愛をささやこか
風も嵐も兄弟だ 海の男さこの俺は
ホラとペットを吹き分ける 陽気な男
以下略
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