2019年10月1日火曜日

溝口健二の5本 その5 祇園囃子

2段目1番
朝を待つ街

にぼくはいる
朝は毎日やってくる
ぼくは律儀に息をする
朝を抱えて起き上がり
朝を負ぶって走り出す
朝を跨いで縄跳びし
朝に腰かけ髭を剃る
ぼくが死んでも
朝は飽かずにやってくる
朝が来る街に
ぼくはいる





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