中島みゆきの５曲 その１ 悪女

 ４２段目１番

出席率

は悪かった

クサカリのお袋さんの葬式に、運転手付きの車で乗りつけたのは小田急建設のヤスオちゃんだったが、引退が近く暇なのか

「コロナもいい塩梅だから、そろそろいいんでないかい？」

との電話

みんなで集まることになった

マサジが魚民の予約を取ってくれたが、クサカリは体調不良で欠席だった

すでに川中子は死んでいるし、手塚の光ちゃんも身体が思わしくないらしい

結句、集まったのは、俺、上中、ヤスオちゃん、マサジの４人だけ

少し遅れてきたマサジが「真ちゃんと会ったのだ」と言う

佐久間の真ちゃんだ

あの頃は高卒でも正々堂々と入ることのできた市役所だが、日光市と今市市との平成の大合併で「クソオモシロクネエ」と　

やめてしまった

（ここんところ、参っているらしい）

そんな噂が流れたいた

「病院へ行く」

ことにしたのだそうだ

大きい病気、たとえば癌だったら、俺は即OUT

だが、真ちゃんの資金力は、俺とは比べ物にならないはず

幸運を祈ろう